就活の対策本や、大学の就活ガイダンスで言われる「自己分析」。
私も無事早い段階で就活を終えることができましたが、本やネットで言われる「自己分析」の定義がかなり曖昧だなと感じました。
なので、今回は私が思う「自己分析」について書いていきます。
この方法で私は特に苦労なく面接を突破できたので、それなりに自信がある方法です。
目次
「自己分析ツール」「自己診断ツール」は意味あるの?
「自己分析」で検索すると出てくる、「自己分析ツール」「自己診断ツール」
簡単に言うと、自分の性格についてYESかNOで答えていって、「客観的に見て、あなたはこういう人間だ!」というようなツールになっています。
しかし正直これは役に立たないと感じています。
気になる人は一度やってみてもいいと思います。
自己分析ツールがあまり役立たない理由①:占いのようなもの(=プラシーボ効果)
正直、「自己分析ツール」、「自己診断ツール」は占いみたいなものだと思っています笑
プラシーボ効果という単語を聞いたことがある人もいるかもしれません。
プラシーボ効果とは端的に言うと、「思い込み」ですね。
人は「あなたはこんな性格だ」と言われれば、そんな一面もあるような気がしてくるものです。
例えば私は、「冷静な判断ができるよね」と言われればそんな気がしてくるし、「決めるの早いよね」と言われればそんな気もしてきます。
なぜなら「冷静に考えてから判断する人間」の時もあれば、場合によっては「瞬時に判断できる人間」の時もあるからです。
これって恐らくみんなそうですよね。
なので、「自己診断ツール」などは使ってもいいとは思いますが、鵜呑みしないようにしましょう。
自己分析ツールはあまり役立たない理由②:そもそも「どんな性格か、どんな人間か」という部分では学生間で差がつかない
就活では「私は〇〇な人間です。○○な性格です。」という部分では当然差はつかず、差をつけられるとしたらその「〇〇」である根拠の部分です。
その根拠を自分のエピソードを用いてうまく話せれば、面接は良い方向へ進みます。
では、自己分析とは?
「自分がどんな人間か」というのを機械(自己診断ツール)に決められることより、もっと時間をかけなければいけないのはその先の部分です。
上述したように、その先の部分、要するに「何故、○○な性格なのか?」「何故、〇〇な人間なのか?」の根拠が大事です。
その根拠は自分のエピソードを用いて答えなけれないけません。
そのエピソードについての話(深堀をされます)で、差をつけます。
つまり、その根拠を考える際に、過去の体験(エピソード)を振り返る必要があります。
その、「過去の体験を振り返ること」が「自己分析」です。
つまり、自己分析は「『何故…?』という質問の答えの根拠を、『過去の自分の経験』を基に言語化する作業」をすれば、自動で行われます。
【自己分析のやり方】ESを作成したり面接の質問を作っていれば、自ずと自己分析になる
上記のように、「自己分析ツール」とかはあくまで「占い的なもの」としか思っていません。(だれか自己分析ツール役立った経験ある人いたら教えてください笑)
そして、繰り返しますが「過去の体験を振り返ること」が「自己分析」と書きました。
では、「自己分析は、具体的にどうやるの?」と感じる人も多いと思います。
私の答えは、「ESの作成、面接のシュミーションをやること」が自己分析になると考えています。
【自己分析のやり方】実際にやってみましょう
では、練習として、一つここでやってみましょう。
「あなたはどんな人間だと言われますか」
まず、「私は〇〇な人間だと言われます。」というように結論から一言で答えます。
その後、「何故そう言われたの?」とか、「具体的なエピソードは?」とか聞かれます。
その回答を自分なりに考えてみてください。
その際に「自分の過去の経験を思い出し、言語化する」はずです。
その作業をする際に、自己分析は行われます。
なので、その作業を様々な質問パターンでやっておけば大丈夫です。
以下、「ほぼ全て会社で聞かれた」かつ「自己分析に役立つと思った質問」を3つ書いておきます。
①「あなたの強みor弱みを教えてください」
→過去の体験から、根拠となるエピソードを考える
②「志望動機を教えてください」
→自分の経験と会社の特徴をマッチさせる(詳しくは別記事に書きます)
③「似たような会社はたくさんあるのに、何故うちを志望するの?」
→自分の経験と、その会社にしかない特徴をマッチさせる(これも別で書きます)
④「学生時代頑張ったことは何ですか」
→大学時代、高校時代両方あると尚なお良い。複数作れる場合は、複数回答を作っておくとよい
上記の質問はどこの会社でも聞かれたので、準備必須になります。
もちろんこれ以外も就活で聞かれる質問はあるので、準備はするべきです。
私が使用した本を紹介しておきます。
以下の、「内定勝者」の方は分厚いので全部はやっていませんが、「グループディスカッションについてのページ」や」「面接例のページ」などはかなり役に立ちました。
気になった際に色々調べられるので、おすすめです。
「面接力養成シート」の方は、後ろによく出る質問が載っていたので、そこに載っている質問はすべて答えを用意して面接に望んでいました。
【自己分析とは?】まとめ
繰り返しになりますが、自己分析は「『何故…?』という質問の答えの根拠を、『過去の自分の経験』を基に言語化する作業」で行えます。
「何故そのような時はそう考えるのか」、これを過去の体験を基に話せるようにしておけば、面接は成功します。
もちろん、その「過去の体験」についてもどんどん深堀されるので、そこは準備が必要です。
自己分析は就活でまずやるべき大事なステップなので、早めに取り組みましょう。